謹んでご挨拶申し上げます
1964年、東京オリンピックの感動が日本全土を包んだその時、画家 柴原雪女史は美術を通じて世界の懸け橋となる壮大な理想を抱かれました。かくして誕生した美術交友会こそ、今日の亜細亜美術協会の礎であります。
現下の世界情勢を見れば、言論による対立、武力による威嚇、経済による圧迫が横行し、人類の英知が試されております。しかしながら私どもは、芸術の崇高なる力こそが真の平和への道筋と確信し、「アジアから世界へ」の理念を掲げて参りました。
我らが競うべきは情熱と美の高み。アジア諸国の同志と心を一つにし、この理想の輪を世界の果てまで広げんことを念願いたします。
何卒、皆様方のご理解とご支援を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
一般社団法人 亜細亜美術協会
理事長 髙田哲雄